前回、セレナイトグレーマグノというメルセデスのマットカラーのコーティングをご紹介しましたが、
今回はセレナイトグレーメタリックのコーティングをご紹介させて頂きます。
中古車をご購入されて一年ほど乗られたとのことでした。
オーナー様が気にしておられたのがメッキモールの傷みでした。
不思議なことに
何か中途半端にくすみや傷が残っています。
こちらはルーフレールですがキャリアを載せていたのか、一部分だけクッキリとくすみが残っています。
1/3だけくすんだままです。
恐らく販売店で磨きの作業をしたものの、中途半端に作業したものと思われます。
この長い直線状の線は実はじつは傷でして、磨きの作業でかえって深い傷を入れてしまっています。
メッキモール磨きの作業は、とても手間暇かかる重作業の一つです。
D.I.Yでトライされるユーザー様もおられますが経験のある専門店の利用がオススメです。
数万円かかりますが作業内容も見合ったものをしております。
カーハートでは色々な磨きのアイテムを試してきました。
ベストなものはなかなか見つかりませんが、とにかく種類の異なるパッドでひたすら磨くことでリペアしていきます。
最終工程は電動ツールも使用しますが、アルマイトモールも薄い層で成っていますのでやり過ぎると表層が剥がれてしまいます。
どこまで磨けるかの判断にはやはり経験が必要です。
ウインドモールとルーフレールと広範囲ですので一人でしていると終わりません。
人海戦術で対応しています。
4人で磨いても半日かかっています。
一山越えたところでボディの磨きです。
研磨前のボンネットの状態です。
照明の周りにウロコや雨染みがかすかに見えます。
比較的軽度ではありますが、なにせベンツの塗装は硬いです。 硬い優れた塗装なのでシミも軽度なのだと思います。
しかし、この硬い塗装に付いたシミを取るのは結構大変です。
荒目のコンパウンドとウールバフに強いパワーツールを使用しないとペースが上がりません。
磨く作業者の心理としてどこかで楽をしたいと思います。
なのでお客様の目に付くポイントを重点的にして、あまり目につかないルーフや腰から下は手を抜くということがあり得ます。
特に大きなSUVを隅から隅まで丁寧に磨くことは、重労働でルーフなどは手を抜きたいと考えてしまうものです。
カーハートでは丁寧な作業をできるように、大変な作業は人数を掛けて対応しています。
なのでルーフも、ドアの下の方も、バンパーの下の方も隅々まで丁寧に磨き上げることができています。
磨き終えたボンネットです。
景色の映り込みがクッキリしたことが分かります。
そしてGENESISガラスコーティングで仕上げていきます。
ホイールコーティングも施工しますので脱着してクリーニングしています。
スポークとリムの角にどうしても取れないブレーキダストが溜まっています。
専用クリーナーで溶解させます。
隅々までキレイが努力目標ですので、まずお客様の目にはつかないスポークの裏側まできちんと作業します。
完全にクリーニングされた状態でホイール専用のガラスコーティングを塗布します。
完成後の画像です。
透明感のあるピッカピッカのホイールで新品のようです。
ブレーキキャリパーにもコーティングを施工しております。
では完成車の全体写真をお楽しみください。
今回も大変ツヤツヤの仕上がりですが、写真の艶や明るさ加工等はしておりません。そのままの状態をご覧ください。
傷やくすみのないウインドモールにリペアされました。
ガラスコーティングが施工されていますのでこのパーツの弱点をカバー出来ると思います。
ちなみに海が近いとか、青空駐車は劣化を早めてしまいます。
定期的に洗車してこまめにクロスで拭き上げるだけでも持続効果が良くなると思います。
参考になさってください。
気持ちの良い水玉を確認できました。
長いルーフレールもしっかりと磨いております。
シミやくすみはありません。
納車前にオゾン発生機を掛けてお引渡ししています。
最近はニュースなどで良く取り上げられていますが、お客様の安全に出来る限り配慮しております。
安心して当店をご利用頂きたいと願っております。
丁寧な作業をモットーにしております。
引き続きカーハートをよろしくお願い致します。